ラグビーって

ラグビーの歴史

1823年、イングランドの有名な「ラグビー」校で、フットボール(サッカー)の試合中、1人の少年が突然ボールを持って走り出した。この歴史を変える「事件」により、ラグビーフットボールという競技が生まれた。これがラグビー発祥の由来とされている。

ラグビーの魅力とは何だろう。走る(陸上)、投げる(野球)、蹴る(サッカー)、当たる(アメフト)、飛ぶ(バレーボール)等、スポーツにおける全ての「動作」を必要とし、チビ、デブ、ノッポ全ての体型の人間にもプレーできるスポーツであることだろう。

そして、ラグビーでは有名な言葉として「One For All、All For One」がある。「1人はみんなのために、みんなは1人のために」という意味だ。得点をした選手が派手なガッツポーズなどをする姿は、ラグビーに限っては少ない。その理由はこの言葉にある。このトライは皆で取ったトライだ、という意識が強いのだ。

そういった、他のスポーツでは垣間見る事ができない「精神」があるのも、ラグビーの魅力である。

また、ラグビーの場合、試合終了を「ゲームセット」や「エンドゲーム」等といわず、「ノーサイド」という。試合終了の笛が鳴れば、敵味方関係なく健闘を称えあおうという意味で、ノーサイド後のファンクションでは、両チーム入り乱れてビールを飲みながら、ちょっとした宴会が行われる。こういった光景もラグビー独特のものである。

グラウンド外の「魅力」としては、観客が非常に「フェア」なことである。私がとあるスポーツを観戦した際、相手チームに対して、野次、罵倒を浴びせる光景を目にした。初めてのことだったため、驚きを隠せなかった。

ラグビーファンは、決して相手チームに対して野次、罵倒を浴びせることはない、むしろ相手チームの好プレーには拍手し、賞賛さえする。

ラグビーの今

ラグビーは世界的に見ると90カ国以上で実施されているそうで、その意味で野球よりメジャーなスポーツと言えます。しかし日本での状況を見ますと、一部の熱狂的なファンはいるものの全体としてはやや地味なイメージは拭えません。

日本の大学ラグビーの現状は、一部の有力な大学が多くの部員を集め、4年間試合に出られない選手が数多くいる一方で、多くの大学が人数を確保することに汲々としているのが現状です。

そんな中、日本のラグビー界にとって従来のイメージを払拭する大きなニュースが入ってきました。2016年の夏季オリンピック・リオジャデネイロ大会からの7人制ラグビー採用と2019年ワールドカップの日本開催が決定しました。日本ラグビー協会もそれら大会に向けて強化を急ぐと共に、安定的な強化に必須となる普及活動に力を入れているようです。

こうした環境の変化が、即座に日本のラグビープレーヤーの増加につながると考えるのは、楽天的と言う他ありませんが、少なくとも注目を集める一つのきっかけにはなると思います。

肉弾戦の魅力

一言でいうと「陣取りゲーム」で、いかに陣地を稼ぐかが勝敗を決めるポイントでもある。競技場へ足を運ぶ前に、上記の点をまず押さえていれば、8割は理解できるスポーツだと思う。

最後に一番重要な点。ラグビーはやはり「格闘技」。激しい肉弾戦、骨が軋むようなタックル。そこがラグビーというスポーツの醍醐味であると同時に、危険性がある。

危険を感じさせるのは、普段鍛錬を積んでいない者がタックルやコンタクトプレーをすることであり、日々自分を追い込み、激しくトレーニングしているラガーマンのそれは、見る者を惹きつけるほど魅力のある「格闘技」である。

そういった意味からも、TVで観戦するよりも競技場で観戦した方が何倍もラグビーの魅力を感じることができるだろう。事実、私の知り合いでも初めて観戦した日から、ラグビーのとりこになり、今では毎回試合会場へ足を運ぶ「常連」となってしまった。

グラウンドから生の迫力を感じ、より多くの方がラグビーの魅力にハマることを、願ってやまない。

ルールは意外に簡単

さて、ラグビーは「プレイヤーの数が多く、ルールも複雑そうでわからない」といった声をよく耳にする。確かに、ボールを扱うスポーツでは1チーム15人と最も多いし、ごちゃごちゃと押し合ったり、固まりがつぶれたりする。ボールをキャッチしたと思ったら「マーク」と叫んだり・・・・・。でも、実はものすごくシンプル。

【得点手段】

  • 相手のインゴールラインにボールをつけると5点(トライ)
  • トライ後のキック成功で2点(ゴールキック)
  • 相手の反則で得たペナルティのキック成功で3点(ペナルティゴール)
  • ボールを地面にバウンドさせながらのキック成功で3点(ドロップゴール)

【主な反則】

  • ボールを前に落とす(ノックオン)
  • ボールを前に投げる(スローフォワード)
  • ボールより前でプレー(オフサイド)

当然ながら、試合終了時に相手より1点でもスコアが多ければ勝利するスポーツだから、得点できる可能性が高い「相手陣」でいかに長い間プレーするかが大切となってくる。逆に自陣でプレーする時間をできるだけ短くしなければ、得点を与えてしまう危険性が高い。